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平野 マンタ ♂ 6月20日生まれ。満11歳 
ミニチュアダックスフント ロングヘアレッド

大阪のとあるペットショップでアキコと運命の出会いを果たす。
血統書持参でアキコ宅へ。イタズラ坊主だったがそれから10年、
立派に看板犬としての使命を果たすべく日々精進中。


Vol.20

せっかく2Fの内装工事も済んで、完全に部屋が仕切られる形となったというのに、
ボクはなかなか看板犬として出勤できずにいる。アキコが忙しくて連れて行けないのだ。
あぁ、もしボクが車を運転できたならば、毎日はもちろん、定休日さえ顔を出すというのに。
しかしボクの肉球ではハンドルをうまくさばけないだろう。危険だからやめておくよ。
だからといって徒歩で出勤しようとは思わないね。
僕は名犬ラッシーじゃないんだ。もうそういう時代は終わったんだよ。
この進化した時代に、肉球をすり減らせて、危険を冒してまで旅をする輩なんてどうかしてるよ。
そういうとこ、ボクはわりとまともだと思うよ。
それがつまりグラウンディングするっていうことさ。地に足つけた考えで生きて行こうね。
看板犬マンタからのささやかなスピリチュアル・アドバイスさ。

今度の週末あたりの出勤を狙ってるんだけど、うまくいくかなぁ。
そろそろ行かなきゃ、大切なボクのフィアンセ:NAOKOが寂しがるよ。
あんまり彼女につらい思いをさせたくないんだよね。

 
これは一番下の画像とはちがうものだよ、念のため。



Vol.19

忙しくてすっかり看板犬業を忘れていたよ。僕のファンのみんな、待たせたね。(→何に忙しいのだ?マンタくんよ)

どうやら僕が休んでいる間に、堀江公園の桜も散ってしまったらしい。
花の命は短いんだね。だからこそ美しいのだろうか。ふっ・・・命短しなんとやら、だね。
僕もめいっぱい自分を生きるよ。

ところで、ソルセン祭りは大盛況だったらしい。
僕も看板犬として馳せ参じたかったんだけれど、アキコは僕を連れてってくれなかったんだ。
本当に残念だったよ。僕のファンたちはさぞやがっかりしたことだろう。
来てくれた人の80%は、僕に会いに来てくれたんだと思うな。まったく申し訳ないね。
しかしみんなに朗報だよ。これからソルセンターで看板犬マンタを見かけることが多くなりそうだよ。

実はアキコがどうして僕をなかなか連れて行かないのか、その原因がわかったんだ。
ソルセンターの2Fでヒーリングセッションを行なっているらしいのだけれど、
僕が一緒だと、セッション中でも僕が2Fを見回ったりすることで、セッションの妨げになってしまうらしいんだ。
僕としては看板犬の役目を果たしているだけだから、ちょっと失礼しちゃう話なんだけどね。
それでアキコはなかなか僕を連れて行かずにいたらしい。
でもね、2Fの入り口にドアをつけるんだって。
だからセッションの時はドアを閉めて、僕が見回りできないようにするそうだ。
僕としては複雑な心境だけど、まぁ1Fで客人をもてなすからいいさ。
それに隙を見てこっそり入っちゃうから。(→おいおい!)

みんな僕に会いにきてね!楽しみにしてるよ!
それから、僕の嫁候補No.1のNAOKO、すっかり待たせたね。
僕たちの愛の絆もこれからどんどん深まりそうだよ。





Vol.18

もう忘れそうなくらいだった。長い長い時間だった。
僕がソルセンターを離れて、一体どれくらいの月日が経っていたことだろう。
いつも僕を置き去りにして出て行くアキコ。近頃の僕は、もうほとんどあきらめかけていた。
今日もそうだった。バタバタと出かける準備を始めたアキコを僕はチラリと見ていたが、もう期待はしていなかった。
さぁまた昼寝でもするか、、そう思って横になったその時、アキコが僕に手招きした。
おいで、と言った。これには僕も驚いたね。まさかお呼びがかかるなんて!
僕はすぐに飛び起きて、アキコの後を追った。外に出て、一度お散歩をした。
どうやら僕が車の中で粗相をしないための作戦らしい。
まぁ確かに、出すものさえ出しておけば、いざ緊張感が全身に走った時でも、どうもがいたって何も出やしないだろうから。

移動専用ハウスに入り、僕は車へと乗り込んだ。車は走り出した。
やる気満々な僕だったのに、不覚にもキュウンと鳴いてしまった。
・・・そして移動中ずっと鳴いてしまった。
言い訳はしたくないんだが、まぁ今回は言わせてほしい。
せっかく車にも慣れ始めていたのに、こんなにしばらく間が空いたんだ。
車の感覚を取り戻すのに時間がかかったって仕方がないんじゃないかな?

そんなわけで、少し恐怖にかられながら鼻を鳴らしてた僕だったが、ソルセンターに到着した時には、いつもの僕に戻っていた。
ふっ、僕のお嫁さん候補No.1のNAOKOに、そんな姿を見せられないからね。
、、、それなのに、到着した時ソルセンターにNAOKOはいなかった。
どうやら仕事に飽きて外へ出かけてしまったらしい。(→マンタくんの解釈。ほんとはお昼です。笑) 
正直僕はがっかりしたね。僕が到着したら、ソルセンターのドアを開け、
満面の笑みをたたえたNAOKOが僕を抱きしめてくれる、、、僕はそんなシーンを思い描いていたんだ。
はずかしいからここだけの話にしておいてよ。
NAOKOがいないと聞いて、がっくりして少しうつむいた僕に、ありがたいことに誰も気づいていなかった。

しばらく待っていると、NAOKOが戻ってきた。久しぶりのNAOKOだ。
僕を見てNAOKOの顔がパァーっと明るくなったのを僕は見逃さなかったさ。
愛されてるって、いいもんだね。いつでも恋愛はしておきたいものだよ。
看板犬マンタからのアドバイスさ。
愛し愛されることによって、パワーが湧いてくる。人生が素晴らしく思えてくる。
君にもお奨めするよ。

僕はNAOKOを堀江公園へ連れて行った。
堀江公園の桜はきれいだった。NAOKOはとても喜んでいた。
そんなNAOKOを見て、僕もうれしかったね。
安心した僕は、所用を済ませ、(→ワン・トゥ=ちー&うんをしたっつーことですね。笑)それからソルセンターへ戻った。
ソルセンターのスタッフはみんな、僕を大歓迎してくれる。
ここは本当に居心地がいいよ。あなたも試しに遊びにきてみたら?
きっと僕が言ってたことが本当だったってわかるから。





Vol.17

春だ。まちがいなく春がきている。春の匂いがプンプンしている!
それなのに・・・・。少し寒いけど、もう春がきていることは僕の鼻がしっかり感じとっている。
それなのにアキコはソルセンターへ連れてってくれない。
いつも忙しいからもうちょっと待っててね、って僕に言うんだ。
そりゃ忙しいのかもしれないけど、僕の立場も考えてほしいよ。
僕は看板犬だよ?ショップに顔を出さない看板犬なんて、飾りにもなりゃしない。まったく。
暖かくなってきたこともあり、僕の看板犬への情熱は再び燃え立っている。
はやくショップで看板犬として活躍したい。
来週は絶対に行かなきゃ!
僕のファンを悲しませたくないよ。特にNAOKOをね。




Vol.16

このところ、看板犬の仕事を休んでいる。別に僕の都合による欠勤じゃあないよ。
どうやらソルセンターやアキコが忙しいらしく、僕をかまっているヒマがないのだそうだ。
まったく失礼しちゃうよ。まるで仔犬扱いさ。僕がじっとしていられないとでも?!

確かに僕はソルセンターでじっとしちゃいないだろう。ソルセンターにいる間、僕はショップ内をあちこち嗅ぎまわる。
しかしそれはソルセンターに変わりがないか、危険なことはないかを点検するという看板犬としての大切な任務があるからやっているだけのこと。
アキコやスタッフたちは僕があちこち嗅ぎまわってると気が気じゃないらしい。
部屋の隅や物陰で、僕が粗相をしてしまうんじゃないかと冷や汗をかくのだそうだ。
本当に失礼しちゃうよ!人は信頼されてはじめて、その信頼に応えようと力を発揮する。
責任感に目覚め、自分の役割を果たすものだ。
人だけじゃない、犬もまた然り。最初から疑われたんじゃ、やる気をそがれてしまうよ。
子育て中のあなた、そこんとこ子供さんに対して気をつけてあげてね。
看板犬の僕からのちょっとしたアドバイスさ。
ところで僕が今までアキコの信頼の全てに応えていたかどうかは、ノーコメントだけどね。

ソルセンターに思いをはせ、スタッフ:NAOKOが僕に会えずに寂しがっているだろうなぁー、
彼女を悲しませるのは不本意だなぁー、などと思いながら窓の外を覗いてみると、雪が降っていた。
降っているどころか吹雪いていた。僕は目が点になった。見た目には茶色いけど青ざめたよ。
看板犬ができるのも、命あってのことだ。
僕はあんな吹雪の中で冷たく息絶えていくのはゴメンだ。
愛しいNAOKOには申し訳ないけど、僕は君よりホットカーペットを選ぶよ。





Vol.15

日曜日、看板犬として2度目の出勤。車酔いもずいぶん平気になった。
少し切ない感じで鼻を鳴らしてしまったが、酔うまでには至らなかった。
アキコも感心していたな。ふっ、僕も成長したよ。

ソルセンターに到着すると、みんなが笑顔で迎えてくれた。
僕の熱烈ファン:NAOKOは大はしゃぎだ。
僕がこんなにも愛される理由を知りたい?
君の恋愛の参考にしたい?
・・・僕が愛される理由、それはね、僕が素直でかわいいからさ。(←ナルシスト?笑) 

驚いたことに、NAOKOは僕にプレゼントを用意してくれていた。
僕が快適な看板犬ライフを過ごせるよう、僕専用の水入れをくれたんだ!
これには僕も感激したね。おかげでおいしくお水が飲めたよ。
NAOKO、、、まったくかわいいやつだ。現時点で間違いなく僕のお嫁さん候補No.1だね。

みんなが僕にソルセンターのチラシを見せてくれた。
ははーん、このチラシに載っている僕は、クールなイケメン風の僕だ。
心斎橋界隈でこのチラシを手にしたら、必ずチェックしてみてよ。
そしてソルセンターまで僕に会いにきてよ。





Vol.14

ソルセンターのチラシに僕の画像を使うということで、僕はまたカメラの前でポーズをとることになった。
今までの画像の中から良いものを使おうとしたらしいのだけれど、その画像の僕は、
なぜかミニダックスではなくゴールデンレトリーバーのようだったらしい。
間違いなく写っているのは僕なんだけど、どう見てもゴールデンなのだそうだ。
不思議なことがあるもんだね。

そんなわけでアキコにあれこれ注文をつけられながら、僕はカメラの前でいろいろな表情を見せた。
あどけない仔犬風、イケてる大人風、真面目な忠犬風、etc、、、。
さすがに僕もくたびれちゃった。アキコは必死で激写していた。アキコの注文は厳しいんだ。
まぁそれだけのものを求められるということは、僕をプロの看板犬として認めてるってことなんだろうけどね。

頑張ったおかげで、かなりいいものになったそうだ。
画像の加工はYUKOが細かい職人芸で仕上げてくれたんだって。
日曜日に僕もしっかりチェックしてみようと思う。いろいろと忙しいよ。




Vol.13

昨日は大失態を演じてしまったが、もう大丈夫だ。あんな失敗は二度と繰り返さない。
落ち込んでちゃだめだ。後ろ向きな考えは、ろくな結果を生み出さない。
それに僕はもう大人なんだ。いつまでも子供みたいなことばかりはしていられない。
アキコが看板犬の僕が移動するためのケージを買ってきてくれた。
これに入っていれば、車の揺れもそう感じないし安心だ。
もし僕が粗相したとしても、車に害はない。
アキコもさぞや安心なことだろう。

早速僕はケージに入り、車でソルセンターへ向かった。
思ったよりもドライブは早く終わった。
ドキドキする僕を、僕の大ファンであるNAOKOやみんなが笑顔で迎えてくれた。
想像していたよりもずっと、ソルセンターは良い感じの店だ。
僕は隅々まで匂いをチェックした。1Fも2Fも。エンジェリックサークル会員証もチェックした。
僕の写真を使っていた。まぁこれならいいだろう。なかなかの写りだ。
ひとしきりチェックした後、NAOKOが僕を堀江公園デビューさせるため、散歩に連れて行った。

最初は確かに僕を散歩させるため、NAOKOは出たのだが、実際は僕が彼女を連れて歩いていた。
NAOKOは僕が先頭を歩いてやらないと心配らしい。
かわいいヤツだ。僕がちゃんと連れて行ってあげるさ。心配するなよ。

しばらくNAOKOを散歩させてから、僕はソルセンターに戻った。
いろんな仲間に出会えて、堀江公園はなかなか面白い場所だった。
また来週もNAOKOを連れて行ってあげよう。

ソルセンターでいろんな人に出会った。みんな優しかった。
僕はしっかり看板犬としての役割を果たせたと思う。
家に帰り着いた時にはクタクタだったけど、また来週も行こうと思う。
僕、頑張るよ。なんとか看板犬としてやっていけそうだ。

みんな、これからもよろしくね☆





Vol.12

看板犬としてデビューするため、アキコの車に乗り込んだ。
走り出すまではやる気マンマンだった。しかし、いざ車が走り出すと、僕は突然大きな不安に飲み込まれた。
そして軽い震えがきた。下腹が重くなる。アキコを見た。しかし運転しているからダメだ。

――― ここまでしかはっきり覚えていない。
気がついたら車から降ろされていた。アキコは悲しげな顔で僕を見てため息をついた。
そして車の中を掃除している。どうやら、僕はやっちまったらしい。
車の中は、僕の存在をアピールするかのように、僕が洪水にしてしまったその匂いに満たされていた。
僕は己を恥じた。




Vol.11

僕のラブリーショットを使ったエンジェリックサークル会員証が出来上がったらしい。
出来ばえをチェックしないと、気になるよ。
もしあなたが、僕に興味がある、あるいは僕のファンならば要チェックだね。
っていうか、必須アイテムだね。

ちょっと寒くなっていたんだけど、ようやくまた春の気配がしてきた。
いよいよ僕のデビューが近づいてきたようだ。
聞くところによると、看板犬の僕に関する問い合わせが殺到しているらしい。(←注:自意識過剰。殺到はしていない) 
僕もいつまでものんびり構えてはいられない。
車酔いもおそらくクリアできているはずだし、ソルセンターで粗相することもない(と思う。多分・・・)。
この間アキコが話してくれたけれど、ソルセンターの新しいスタッフ:NAOKOは、僕の熱狂的ファンなのだそうだ。
アキコが言うには、もし僕が何かの拍子に、、、僕は大人だから、もうそんな仔犬じみたことはしないと思うが、、、
たとえばうれしくてつい「うれション」などをしてしまったとしても、僕の熱狂的ファンである“NAOKO”が、
ちゃんと僕の面倒を見てくれるから安心したらいい、とのことだ。
近くの堀江公園でのお散歩や、ショップでの人気など、なかなか快適な看板犬ライフを満喫できるかもしれない。
期待で胸が膨らむよ。おっと、そろそろ膀胱も膨らんできた。お散歩の催促をしておこう。






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