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平野 マンタ ♂ 6月20日生まれ。満11歳 
ミニチュアダックスフント ロングヘアレッド

大阪のとあるペットショップでアキコと運命の出会いを果たす。
血統書持参でアキコ宅へ。イタズラ坊主だったがそれから10年、
立派に看板犬としての使命を果たすべく日々精進中。


Vol.30

2004年が終わった。僕にとって2004年はとても有意義な一年だった。看板犬として目まぐるしい日々を過ごした。
年末年始の休暇はとてものんびりしたんだ。看板犬業を休むのはとてもさびしくて退屈ではあったけれど、それはそれなりに過ごしたよ。
カウントダウンをしようと思っていたのに、アキコも僕らもうたた寝しちゃって、目が覚めた時には2005年になってたよ。
紅白のマツケンを見逃してしまったことを、アキコがものすごく残念がっていたよ。僕もまぁ、興味がなかったわけじゃないがね。

2005年の初出勤で何がうれしいかって、それはもちろんNAOKOに会えることだった。
僕はとってもうれしかったんだ。でもNAOKOの態度が最近少しばかり冷たくなったような気がする。
以前は僕と堀江公園へ散歩に行って甘い時間を過ごしたものだ。
ところが近頃では散歩に誘ってもくれない。
僕が誘っても仕事で忙しいような雰囲気で、あまり相手をしてくれなくなったんだ。
これにはさすがの僕も参ったね。僕はある作戦を考えて、それを実行した。。。
しかし、それは逆効果だったようだ。その作戦後、NAOKOは僕へ冷たい視線と言葉を浴びせかけた。これは正直こたえたね。

NAOKOの心は僕から遠ざかってしまったような気がするんだ。僕の気のせいならいいんだけど。

(注:マンタくんはNAOKOと散歩へ行きたかったのにその気持ちが報われず、
   その報復措置として粗相をやってのけ、NAOKOから厳重注意処分を受けたのでした。笑)




Vol.29

今日もソルセンターへ行ってきた。僕がよく出勤してくるようになって、NAOKOは喜んでいるのか、
それとも僕の顔を見飽きちゃったのか、すごく気になるよ。
つい僕は甘えてしまって、NAOKOのひざの上でひっくり返ってハラを見せるんだけど、親しき仲にも礼儀あり、かな?
緊張感がなくなったわけじゃないよ。ハラを見せてしまうほど、リラックスしてるってことなんだ。
そこんとこ、ちゃんと理解してくれてればいいんだけど。

全国の看板犬マンタファンのみんな、うれしいニュースだよ。
主任に降格されていた僕だけど、一生懸命頑張っていたら、その働きぶりが認められて、今日「係長」へ昇進したんだ。
まったくこれには僕もまいったね。ほんの少しやる気を出してみたらこれだもの。
僕が全力投球したらもう大変だよ。
この調子なら「部長」も夢じゃないね。

仕事をする上で大切なのは、いかにその仕事を楽しめているかということ。
それにはやりがいを感じているかどうかがポイントになるね。
そしてもうひとつ、、、どれほど誇りを持って仕事しているか、ということかな。
もしあなたが仕事について何らかのストレスを抱えているのなら、この二つについてじっくり考察してみるといい。
看板犬マンタからのちょっとしたアドバイスさ。

係長になったから、きっと出勤手当てのほねっこは増えるはずだ。
ソルセンターに行くのが楽しみだよ。皆さんに会うのを楽しみにしているからね。





Vol.28

最近は出勤日数が増えた看板犬マンタだよ。
アキコの策略によって、僕は頻繁にソルセンターへ足を運んでいる。
ミクちゃんから僕を離そうとするアキコの浅はかな計画さ。
でもソルセンターへ行って、NAOKOの顔を見るとホッとするよ。
ミクちゃんにうつつを抜かしてる僕を責めることもなく、NAOKOは僕と堀江公園へ行く。
そういうところがまた僕のハートをギュッとつかんで離さないのさ。
もしあなたに気になる人がいるのなら、まるで子どもを見るような優しいまなざしで微笑むことだ。
そんな風に優しい笑顔を見せられると、彼はたちまち君のとりこになってしまうだろう。
ふっ。看板犬マンタからのちょっとしたアドバイスさ。

先日ソルセンターの2Fでレクチャーがあり、たくさんの人と出会った。
みんな勉強熱心な人たちで、一生懸命受講していたよ。僕も参加してみたかったな。
実は参加しようと2Fへ潜り込んだんだけど、チョコレートのにおいがするからつい夢中で探索していたら、
アキコにつかまって1Fへ連れて行かれてしまったんだ。
誰もほねっこ一本すらくれないんだから、勉強なんてつまんないもんだね。




Vol.27

この季節になると、アキコは僕にこう言う。「マンタくん、、、まるで別犬格だね」
・・・この言葉の意味するところは、そう。そういうことだよ。
賢明なマンタファンのみんななら、もう察しがついていることだろう。
僕は春と秋の年2回、我を忘れてしまうんだ。
あの愛しのNAOKOのことすら頭から消え、同居している年上のミク(シーズー・♀)に夢中になっちまうんだ。
なぜそうなるのか、実のところ僕にもわからないんだけど、とにかく彼女を追いかけること、それが僕の使命になってしまうのさ。
当然この時期、「看板犬業」もあったもんじゃないよ。僕のすべきことは彼女を追いかけることのみ。
これが愛なのかどうなのか、僕のほうが教えてほしいくらいだよ。
ちなみに腰の調子は絶好調だよ。不思議なもんだね。
ふっ。看板犬マンタの七不思議さ。あと6つの不思議はまた今度話すよ。

僕がこんな状態になるからといって、看板犬の役目を果たしていないかというと、そんなことはない。
むしろ看板犬としてソルセンターへ出勤することが多くなる。これはどうやらアキコの策略らしい。
家にいると僕がろくでもないことをやらかすから、ソルセンターへ連れて行ったほうが安心らしい。
これにはさすがの僕も閉口するよ。彼女を追いかけるという、僕のこの季節の使命を果たせないんだからね。
おっと、、、NAOKOにはあんまり知られたくないな。
この時期の家での僕の姿、振る舞いを、NAOKOには見せたくないよ。

NAOKO、僕は今、自分でもコントロールがきかない厳しい状況にある。だけど必ず正気にかえるから。
それまで待ってておくれ。きっと戻るから。。。ミ、ミクちゃぁ〜〜〜〜ん!待ってぇ〜〜〜〜!(ミクの後を追うマンタくんの声)




Vol.26

調子に乗っていたんだ。つい走り回ったり、飛んだりはねたりしていたせいで、少し腰の具合が悪くなってしまった。
ずっと前に軽度の椎間板ヘルニアを主治医から指摘されていて、気をつけていたんだけど、ここんとこハメをはずしてた。
アキコの制止をを振り切って、階段を昇ったり廊下を走ったり。。。ある日突然腰に痛みが走った。
そう、自ら撒いた種さ。さすがの僕も反省したね。こんな痛みは二度とゴメンだ。
アキコの心配そうな顔を見て、僕はおとなしくすることを約束した。

全国の看板犬マンタファンのみんな、安心して。
その後の通院と飲み薬、アキコのヒーリングのおかげで、今はすっかり元気になったよ。
気になっているのは、アキコから話をきいて、NAOKOがかなりショックを受けて心配してくれているらしいことだ。
NAOKO、心配かけてごめんよ。僕は部長へ昇進することばかりを夢見て、自分の腰を見ていなかったよ。
だけど君が心配してくれてるって聞いて、内心うれしくて幸せだった。
愛するものから愛され、気にかけてもらえるって、素晴らしいもんだね。
人生は一度きり。あなたも愛するものを精一杯、自分という全存在をかけて愛しぬくことだ。
看板犬マンタからのささやかなアドバイスさ。
・・・おっと薬の時間だ。じきにソルセンターで元気な僕の姿を見かけるはずだよ。
・・・あぁ、お見舞いにほねっこなんていいよ。そんなこと気にしないで。




Vol.25

今日は久しぶりのソルセンターだった。アキコが忙しかったため、ずっと出勤できずにいたんだ。
NAOKOの顔を見てホッとしたよ。NAOKOは僕のことを忘れてなかった。
本当に長いこと会ってなかったから、ひょっとしたらもう僕のことを忘れてしまってるんじゃないかと
ソルセンターに着くまではとても不安だったんだけど、そんな僕の不安なんか吹き飛ばしてしまうほど、
NAOKOは僕を強く抱きしめてくれた。もちろん僕もしっかりNAOKOの顔をなめたよ。

ソルセンターで僕は「マンタ部長」と呼ばれていたらしい。しかし実は「マンタ課長」なんだ。
これからどんどん昇進していく予定だよ。部長も目前さ。
今も重要なポストだけど、ソルセンターでの僕の役割はもっと重要になっていく。
なくてはならない存在・・・それが看板犬マンタさ。
今はまだ課長職の報酬として、出勤時にほねっこ1本しか支給されていないけど、
3本もらえるほどになってみせるさ。そう、僕はもっとビッグになる。
そしてそうなった暁には・・・NAOKO、君を迎えに行くよ。





Vol.24

もう本当にクタクタだよ。昨日に引き続き、今日も僕はソルセンターへ向かった。
朝まだ昨日の疲れは残っていたんだけど、アキコに「ソルセンターに行くの?」って訊かれた時、
すっかり忘れて、ついついまた「行きたいっ!」と言ってしまったんだ。
車に乗せられてから昨日の疲れが残っていることを思い出したけどあとのまつりさ。
でもね、NAOKOに会えるんだし、レディたちからちやほやされるわけだし、
まぁ多少疲れが残っていても構わないや、って思い直したんだ。

今日の僕はどうかしていたんだな。うん、やっぱり昨日の疲れが残っていたせいだと思うんだ。
そう、僕は、、、やっちゃったんだ。ソルセンターの2Fへ、アキコとNAOKOがいそいそと行ってしまったのを見て、
何だか寂しい思いがしたんだ。ふと意識が遠のいて、気がついた時にはスタッフたちの冷たい視線が僕に向けられていた。
2Fから下りてきたアキコは仁王立ちで僕をにらんでたよ。
どうやら疲れで意識が遠のいた間に、僕はついうっかり粗相をしてしまったらしい。
でも言っておくけど、通常の僕じゃなかったんだからね。疲労と緊張から起こったアクシデントなんだから。
僕を責めるのはお門違いだよ。決してアキコとNAOKOが僕を置いて2Fへ上がってしまったことに対する腹いせ・嫌がらせなんかじゃないからね。
NAOKOに誤解されたんじゃないかってことが心配だよ。アキコにどう思われたって平気だけど。

ソルセン祭り2日目の今日も、僕は看板犬としての務めを立派に果たしていたと思う。
僕はこう見えて責任感が強い男だ。己のやるべきことはしっかりとやり遂げる。
看板犬なんて簡単だと思っていたあなた、それは違うよ。
ちゃらちゃらしたモンでもない。それは崇高かつ重大な役目なのだよ。
大きなプレッシャーを払いのけ、役割を果たせるのはこのマンタしかいないんだよ。
看板犬という職業に対する認識を、ちょびっとだけ見直してくれたらうれしいな。
看板犬マンタのささやかな願いさ。

明日はソルセン祭りラストデーだ。明日のメインは何と言ってもNAOKOが講師をつとめる「ビーズアクセサリー講習会」だよ。
僕の花嫁NAOKOが金銀財宝で首輪や胴輪を作ってくれるらしいよ。
お散歩が楽しくなること間違いなしさ。宝石で出来た胴輪をつけたあなたは、きっと注目の的だよ。
(注:マンタくんは勘違いをしています。金銀財宝で首輪や胴輪は作りません。使うのはパワーストーンやビーズ、作るのはネックレスです。笑)




Vol.23

今日はソルセンターが納涼まつりをやるということだったので、看板犬の僕も応援要請を受けて出勤した。
久しぶりのソルセンターだった。とても華やかな感じで、パワーストーンもたくさんあって目移りしちゃったよ。
アキコのパワーストーンブレスレットを耳につけてもらったら、みんなに似合ってるって言われたんだ。
あんまり飾り立てることを好まないタチだけど、まぁ僕もまんざらではなかったよ。

まずソルセンターに到着してから僕が行なった仕事は、、、NAOKOに連れられて、堀江公園へ行くことだった。
僕とNAOKOが連れ立って堀江公園へ行くことによって、ソルセンターをアピールしようっていう計画さ。
実際僕たちはかなり目立ってたんじゃないかな。(注:オシッコ時間が長いから目立ってたんじゃ・・・笑)

久しぶりに会ったNAOKOはとても美しかった。僕にはとってもまぶしいNAOKOだった。
早くNAOKOの家へきちんとご挨拶に行きたいよ。
公認のお付き合いをしていきたいからね。(注:ご挨拶というか、お泊り保育に行く予定らしい)

僕はソルセンターへ来てくれたレディたちに挨拶してまわった。みんなとっても素敵なレディたちだったよ。
僕のことを撫でながら、「かわいい、かわいい」って褒めてくれてた。
いつもかわいがられ、愛されることに慣れている僕だけど、さすがにちょっとテレちゃったね。
おっと、それから誤解のないように付け加えておくけど、僕はレディにだけ笑顔を見せるわけではないよ。
礼儀正しい紳士にもちゃんと看板犬らしく振舞うつもりだ。
女性も男性も、老いも若きも、みんなソルセン祭りへきてね。
楽しい気分で元気になること請け合いさ。
看板犬マンタからのオススメ情報だよ。

ん?明日の看板犬の予定?・・・そうだね、風が僕を呼んだなら、会えるかもしれないね。ふっ、、、。




Vol.22

とうとう8月になった。世間はお盆休みに向けて、必死で働いている。
働いているからお盆休みがあるのか、お盆休みのために働いているのか、どっちだろう。
凡犬にはなかなかわからないところだ。

僕もようやくソルセンターの看板犬として認知されるようになってきた。
うん、看板犬の役割が板についてきた、といった感じだ。最近では臆することなく大胆な接客も行なっている。
しかし僕はどうも男性より女性の方が接しやすいようで、ついつい男性には遠慮がちになってしまうんだ。
女性には近づいていきやすいんだよ、不思議と。まぁ僕は根っから女性に優しいタイプなんだね。

ソルセンターは今月終わりに納涼まつりをやるらしい。
3日間もやるそうだから、1日くらいは僕も応援に馳せ参じるつもりだよ。
まだ一度も会ったことがない人たちに会えるとうれしいな。
けど僕は小さいから、あんまりたくさんの人がいると、足元にいる僕のことが見えなくって、
僕は蹴散らされてしまうんじゃないか、自慢のしっぽを踏みつけられてしまうんじゃないか、って心配してるんだ。
足元にいる茶色い僕に気をつけてね。僕はみんなと仲良くなって、みんなに愛されたいんだ。
だからソルセンターにいる僕を見つけたら、気軽に声をかけて。
君がまっすぐな心で僕を呼んでくれたら、僕はトコトコと君のところへかけていくから。





Vol.21

うだるような暑さとは、今日のような暑さのことを言うのだろう。
僕のあまり好きではない雨が多い季節は過ぎ去ったらしい。
なぜ僕が雨を好きじゃないかって?雨が降った後お散歩に行くと、僕は必要以上にハラやオマタのあたりを汚してしまうんだ。
どうやら僕の足の長さに問題があるらしい。足の長さ自体はどうってことはない。
君たちに取り沙汰されるほどのことではないんだよ。放っておいてくれよ。
現に僕の足がどんな長さであろうと、僕には僕のことを全身全霊をもって愛してくれている彼女:NAOKOがいるのだから。

そんなNAOKOの愛くるしい顔が歪み、眉間でえんぴつが挟めるほどシワが寄ってしまうような出来事が先日起こった。
まったく予想だにしなかったアクシデントだ。ある日僕は看板犬としての使命を果たすべく、ソルセンターに出勤した。
アキコの運転する車に揺られている時から、少し下腹部に重みを感じていた。
しかしながら、まだまだコントロールできる範囲だと思っていた。僕は僕の膀胱をあなどっていたのかもしれない。
今振り返ってみると、反省すべき点があることに気がつく。

さて、ソルセンターに到着した僕は、NAOKOに会えたうれしさで胸がいっぱいだった。スタッフ全員元気そうだ。
アキコの友人がわざわざ僕のために送ってくれたプレゼントにカンゲキしたりしていた。
そう、僕の茶色い体にぴったりマッチする、情熱系の赤いソファ。
僕は少し照れながらもソファに横になった。自分でも驚くほど似合っていたよ。
アキコの友人Ms.MARIA、ありがとう。大事にするよ。


 

・・・おっと、話を戻すね。少し浮かれ気分だった僕は、己の膀胱の膨らみをすっかり忘れていた。
そしてその時がやってきたんだ。。。そう、まさに悪夢だったね。
一瞬僕は何が起こったのか理解できなかった。
そして我に返った時耳にし目にしたものは、僕の足元に出来た水たまり、
目の前で仁王立ちで僕をにらみつけるアキコ、スタッフの驚く声。
ようやく僕は事態を把握した。どうやら僕はやってしまったらしい。
先月7歳になったばかりだというのに、まるで子供のような粗相をやらかしちまったんだ。
あまりの恥かしさに赤面したよ。耳たぶまで真っ赤になったね。茶色いからわかりづらいけどね。
そして僕は見てしまったんだ。ほんの一瞬僕に向けられたNAOKOの刺すような冷たい視線を、、、。

僕の恋は終わってしまったんだろうか。たった一度の過ち、、、ううん、アクシデントのせいで、
あの燃えるような恋は一気に冷え切ってしまったんだろうか、、、。(注:本人はアクシデントだと勘違いしているが、完全な粗相だった)

NAOKO、、、近いうちに僕はまたソルセンターを訪れる。
もしNAOKOがまだ僕のことを思ってくれているのなら、ソルセンターの入り口に、黄色いハンケチを飾っておいてくれないか。
黄色いハンケチが見当たらなければ、僕はNAOKOをあきらめる。もし黄色いハンケチがあったなら、僕はNAOKOの腕に飛び込むよ。
(注:犬は色を判別できません。モノクロの濃淡で認識しています。それにしてもマンタくん、ハンケチって、、、笑)






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